語学力でも話題提供の福士蒼汰 ── 渡航歴なしで英語を習得した方法とは?
能年礼奈、有村架純、橋本愛といった人気女優を輩出したNHK朝ドラ『あまちゃん』。女優勢ばかりに注目が集まっていたが、2014年に入って、『あまちゃん』で能年の初恋の相手を演じた福士蒼汰の人気が急上昇中である。現在放送中のドラマ『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)では綾瀬はるかの恋人役で多くの女性を釘付けにし、映画では、『江ノ島プリズム』(2013年)『好きっていいなよ。』(2014年)、そして15日に公開された映画『神様の言うとおり』と3作連続で主演を果たしている。『神様の言うとおり』でメガホンをとった三池崇史監督から、役者として高い才能を評価されている福士だが、もう1つの才能というべき、語学力でも話題を提供している。
会見でイタリア語と英語でコメント、ネットで話題に
10月に開催されたローマ国際映画祭に出席した福士は記者会見でイタリア語と英語でコメントして海外の報道陣から賞賛された。日本国内でのその様子が情報番組などで放送され、ネット上で話題となった。 イタリア語は、この日のために準備したコメントだったのか、冒頭の挨拶で披露したあと、ホッとしたような表情を見せたが、そこから英語に切り替えると、使い慣れたように自らの言葉として思いを表現していた。 見事なまでに流暢な英語を披露していたが、その学習方法は福士自身の独学によって習得したものだという。中学時代に、英語教師から発音をホメられたことが英語に興味を持つきっかけとなったそうで、高校時代には英検2級(高校卒業相当レベル)を取得している。 その勉強方法について、出演したテレビ番組で聞かれていたが「通学の電車での行きがけに200単語にぱーっと目を通して、帰りがけには単語をブツブツと発音しながら単語をチェックして覚えていました」と、 地道なもの。留学経験などはなく、ここまでの英語力を習得している。
普段から街を歩いて英語が聞こえると口まね
じつは、福士の英語力が話題になったことは、今回が初めてではない。今春に大ヒットした長編アニメ映画『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』に、元海兵隊員のケビン・ヨシノという役で、声優に挑戦。セリフは日本語だけでなく、英語もあったが、難なくこなしている。 アメリカ人でお笑い芸人のパトリック・ハーラン(パックンマックン)と共演し、「自分の英語の発音が大丈夫か、パトリックに指導してもらいました」と話したが、ハーランからは「彼はもともとうまいから指導はしていません」と太鼓判を押されたほど。また、このときに『海外渡航歴なし』を告白しているから、驚きだ。 英語の学習方法について、このイベントでも質問されており、「普段から街を歩いていて英語が聞こえると、口まねをしている」と、実践的な訓練も行っているという。「海外で海外の人とも仕事をしてみたい」と話している福士。女性を虜にするルックスに加え、堪能な語学力を生かし、近い将来ハリウッドで活躍する日が来るかもしれない。