脱スマホ依存!2泊3日の『オフラインキャンプ』で己と向き合う子どもたち 食事中もYouTube視聴していた高2女子も変化?「受験勉強を頑張る。欲に負けず自分を管理」
主催する竹内教授はキャンプ中、あえて「スマホを使える時間をつくっている」と話します。 (竹内教授)「これからの時代、ネットを使わないというのも無理なので、ネットとどう向き合うかを冷静になって仲間と一緒に考える。10数時間やってる子が1時間でスパっとやめる。それがどの子にとっても自信になる」 夕食はキャンプの定番、カレーをみんなでつくります。家では食事中、スマホばかり見ていた妃愛さんですが、ここでは話が弾みます。 (妃愛さん)「川遊びしてる時の、みんなが楽しんでる時とか、ふとした瞬間に(スマホで)写真撮りたいなと何回か思ったりしました。きょう1日過ごして、スマホよりみんなで遊ぶほうが楽しいかなと思って、自然とスマホから離れることができました」
「リアルでどうなりたいんだ」現状と向き合い“目標”を設定
キャンプの狙い、2つ目は「自分の現状と向き合い、今後の目標を設定すること」です。まず、スマホの利用状況について話し合います。 (参加者)「たぶん最高で15時間くらいかな。もっとやってる時もあるかも」 (参加者)「20時から始めて昼12時までやる」 (妃愛さん)「私はテスト前とか死ぬほど触っちゃう」 (参加者)「わかるわかる」 嫌なことから逃げるためにスマホに熱中してしまうことがわかってきました。そのうえで、依存とどう向き合えばいいのか、竹内教授や指導係の大学生と相談しながら目標を決めていきます。 (竹内教授)「君は『リアルでどうなりたいんだ』と聞く作業をしています。リアルでこういう目標を達成するために、ネットはどうするかという順番でないと、子どもたちは変わっていけない」 2日目のフリータイムでも、スマホ部屋にたいきくんの姿が。ところが… (たいきくん)「(Qきょうは出るの?)はい。(Qどこに?)体育館。(Qなぜ気持ちの変化が?)いや、なんとなく」 このあと、たいきくんがスマホ部屋に戻ることはありませんでした。