パリ五輪開会式に出演のGojiraが“メタルコミュニティを代表”して演奏した感動を語る
7月26日(日本時間27日)に行われたパリオリンピック開会式にフランスを代表するメタルバンド・Gojira(ゴジラ)が出演したことが話題になっている。オリンピック開会式にメタルバンドが出演するのは史上初であり、Gojiraはフランス革命時に流行したアンセム「ア!サ・イラ!」のメタルアレンジを演奏した。 【動画】Gojiraが出演したパリオリンピック開会式 かつての王宮であり、その後牢獄としても使用されていた「コンシェルジュリー」の壁でアイコニックなパフォーマンスを行ったGojiraは、米ローリングストーンズ誌の「最も偉大なメタルアルバム」にも3rdアルバム『From Mars to Sirius』が選出され、グラミー賞にも3度ノミネートされている。 環境問題や平和などについてのテーマについて歌うことでも人気を博すバンドだが、開会式直前に出演したNew York Timesのインタビューにてフロントマンのジョー・デュプランティエは「あれはフランスの歴史のなかでも、たくさんの血が流れた時代だったんだ。そういう意味でもとてもメタルだったとも言える」と答えていた。 そんな彼らは、初のメタルバンドとしてオリンピック開会式に出演した感想をバンドの公式Instagramにて語っている。 「今起こったことが信じられない…… パリオリンピック2024開会式の一部になれたことをとても感謝している…… 私たちを招待してくれた人たち、そして1996年から私たちが属しているメタルコミュニティを代表する機会を今回くれた彼らに感謝したい。そして、何よりもいつも応援してくれて、このイベントにも大きな反応をくれたロイヤルなファンたち、Gojiraファミリーに感謝だ」 また、ドラマーのマリオ・デュプランティエは“10億人もの視聴者”の前でヘッドバンギングをしたことに感動したようだ。 「パリで行われた、この野心的で壮大な式典に参加できて光栄に思う。火と血でできた革命的な場面の中で、10億人もの人の前で全力でヘッドバンギングをして演奏したのは、とても満足のいく経験だった。メタルコミュニティにとっても大きな一歩だ!」 なおGojiraは今年の秋にKornと全米ツアーを開催することが決定している。