「来年の目玉候補です」スカウト絶賛の創価大・立石正広がハマスタ中段へ逆転3ラン
<関東地区大学野球選手権大会:創価大7-6中央学院大>◇2回戦◇7日◇横浜 東京新大学リーグ1位の創価大が、千葉大学リーグ2位の中央学院大とのタイブレークを制して準決勝に進出した。 【写真】来秋ドラフト目玉候補の創価大・立石正広 来秋ドラフト目玉候補の創価大・立石正広内野手(3年=高川学園)は、ハマスタ左翼席中段へ運ぶ1発を含む2安打3打点の活躍で勝利に貢献。 リーグ戦では徹底的な内角攻めを受け、打率2割4分4厘と低調気味だったが、6回に放ったフェンス直撃の中越え二塁打を「これからに生きてくるような打席でした」と振り返る。「リーグ戦ではまともなバッティングができていなかったので、基本のセンター返しができた」と意気揚々に振り返った。 勢いそのまま。1点を追う7回2死一、三塁の好機では、136キロ直球を捉えて逆転の3ランをかっ飛ばした。「内角を狙われている感じがあったので、カーブをケアしながら待ってました」と狙い球を捉えた。 立石はこの夏、大学侍ジャパンに選出された世代屈指のスラッガーだ。代表合宿期間中のスイング&打球速度測定では、3年生ながらロッテ1位青学大・西川史礁外野手(21)、西武2位大商大・渡部聖弥外野手(22)、楽天5位早大・吉納翼外野手(22)らと並んで速度の速いメンバーに名前が挙げられていた。 世界で戦ったチームメートが続々と、自分も憧れるプロの舞台へ飛び込んだ。一方でドラフト会議を見ていた立石は「やっぱり自分も行きたいですしすごいなと思う半面、焦りではないですけど、いろんな選手が指名漏れしていたので」と厳しさも感じている。 あと1勝で明治神宮大会出場の権利を得られる。「4年生を連れて行けるように。個人的にはジャパンの選手もいるので、勝負できたらなと思います」と力を込めた。 バックネット裏にはNPBスカウトが視察し「来年の目玉候補です」と複数球団が熱視線を送っていた。