巨大アヒルが水上でキス バレンタインの特別演出 10万人以上を動員/台湾・高雄
(高雄中央社)バレンタインデーの14日、南部・高雄市の愛河湾に浮かぶ巨大なアヒルのパブリックアート「ラバーダック」2羽が水上でキスをする特別な演出が行われた。10万人以上が現地に駆け付けた他、高雄市政府のフェイスブックで実施されたライブ配信の視聴者数は累計30万人に上った。 ラバーダックはオランダの芸術家フロレンティン・ホフマンさんの作品。2007年以来、18カ国、37都市で展示されている。高雄での展示は13年9月以来約10年ぶり。 2羽は通常、湾内の離れた場所で別々に静態展示されているが、この日、1羽のアヒルが湾を泳いでもう1羽がいる高雄流行音楽センター前まで移動し、再会を果たした。市観光局によれば、アヒルは浮き台に乗せた上でしっかり固定し、水上を移動させた。ラバーダックの動態展示は世界初だという。同局は「高雄の先進的で熟練した造船技術を世界に示した」と自信を示した。 ラバーダックの展示は同局主催のイベント「2024 Kaohsiung Wonderland 冬日遊楽園」で行われているもので、25日まで。同局によると、先月27日の開幕以来、延べ600万人が観賞した。 (林巧璉/編集:名切千絵)