各国首脳、トランプ氏当選に祝意 イスラエル首相がいち早く電話
(CNN) 5日に投開票された米大統領選でトランプ氏が当選したことを受けて、各国首脳が続々と同氏に祝意を表明した。イスラエルのネタニヤフ首相はトランプ氏に電話をかけ、直接祝福した。 【映像】ハリス氏、大統領選当確のトランプ氏に祝意 イスラエル首相府によると、ネタニヤフ氏は他国の首脳に先駆けてトランプ氏に電話で祝意を伝えた。両氏はイスラエルの安全保障に共に取り組むことで合意し、イランの脅威についても協議したという。 欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会のフォンデアライエン委員長はトランプ氏の当選が確定してからほどなくして祝意を送った。欧州理事会のミシェル議長はEUと米国の「揺るぎない同盟関係」と「歴史的な絆」を強調した。 フランスやドイツ、スペインなど欧州各国の首脳らもトランプ氏に祝意を表明し、極右政権を率いるイタリアのメローニ首相は同国と米国が共通の価値観で結ばれているなどと述べた。 一方、トランプ氏と近しい関係にあるハンガリーのオルバン首相はトランプ氏の当選を「米政治史上、最大の返り咲き」と形容した。 英国のスターマー首相は、今後トランプ氏と協力して、両国の「特別な関係」を継続することを楽しみにしていると表明。北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は、同盟の維持・強化におけるトランプ氏の指導力に期待を寄せた。 中国外務省は6日、「米国民の選択を尊重する。トランプ氏の当選に祝意を表する」との声明を出した。習近平(シーチンピン)国家主席はコメントしていない。 トランプ氏は選挙中、移民問題に絡んで度々メキシコを非難してきた。同氏の当選が確定する前、同国のシェインバウム大統領はトランプ氏が返り咲いても「懸念材料はない」との考えを示していた。