大阪・十三発ネットTV話題に サイキックの竹内氏ら出演
竹内+愛のコードレスでいこか を語る竹内義和さんと八幡愛さん THE PAGE大阪
最近、全国的にインターネットテレビが増えている。これは10年くらい前から始まったものだが、特定視聴者層向け番組など、通常のテレビ放送ではあまり見られないような内容が主流と言える。特に2011年の東日本大震災以降は地上波でやらない中継が増え、真実を報道する意味で始めた制作会社も多いという。そんな中、大阪で始まったネットTVが人気を呼んでいる。かつてラジオ番組で人気を得た作家とグラビアアイドルが進行するという異色の番組だが、今月は元通産官僚の古賀茂明氏がゲスト出演するなどし盛り上がりを見せているという。そんな番組の配信現場をのぞいてみた。
出演は「サイキック」の竹内義和氏ら
大阪・十三にある「シアターセブン」(大阪市淀川区十三本町)で、ネットTV『竹内+愛のコードレスでいこか』が今年3月から始まった。出演は竹内義和さんと八幡愛さん。竹内さんは作家であり、番組パーソナリティー。1988年にスタートしたABCラジオ『誠のサイキック青年団』で絶大な支持を得た。 一方の八幡さんはタレント、グラビアアイドル。東日本大震災以降、ネットメディアにおけるジャーナリズムに深く関わっているという。 同番組は「クラウドセブン」という大阪発の新文化事業の一環で、NPO法人淀川文化創造館の独立した事業部として3月1日からスタートした。シアターセブンは同NPO法人が運営する複合施設で、単館系作品を常時上映ほか、イベントスペースなどを備えている。 「映画は、シネコンと自主制作映画しかもう残っていかないでしょう。そういう現状もあって、ネットテレビに挑戦することになりました。3月4日が初回で、毎週水曜日2時間の番組です。ネットテレビはパソコンやスマートフォンで見られるし、個人でもやれるものですが、どう定着させ、どう続けていくかがキーポイントでしょう」(理事長の松田昭男さん)
29日は飛松五男氏ゲストに公開生配信
折しも、今月8日には古賀氏とジャーナリストの今井一氏がゲストで登場。古賀氏は「報道ステーション」(テレビ朝日系)での爆弾発言で、今や話題の人となっているだけに、竹内はこう振り返る。 「報道ステーションの裏側というか、CMの時に何が語られたか、そんなことを喋って頂いた。時の人がゲストに来て頂いて、生の声が聞けました。いい緊張感がありましたね。30分ほどでしたが、いろんな話が聞けました。アーカイブで見ることができますから。古賀さんの取った行動に対して、プロじゃないと言っている方もいます。古賀さんがプロであるのか、プロじゃないのか、話が全部そこに集中しています。でも、圧力をかけられたことがポイントで、そこが問題だと思います」 八幡愛は「時事ネタや1週間のニュースなどを気ままに喋っています。柔らかいものから硬派なものまで、時には政治ネタも盛り込む。基本はエンターテインメントですし、肩の力を抜いて喋ってます。好き勝手にやってますが、きちんとテーマもあります。古賀さんの話は興味深かったですね」と、明るく語った。 29日には、公開生配信ライブを行う。ゲストは飛松五男氏(元兵庫県警刑事)を予定、30名限定。詳しくは「シアターセブン」公式サイトで。 (文責/フリーライター・北代靖典)