【MLB】レッドソックスがドジャースFAのビューラー獲得へ 1年2105万ドル+出来高で契約合意との報道
今オフすでにトレードでギャレット・クローシェ、FAでパトリック・サンドバルを獲得しているレッドソックスがさらなる先発補強に動いた。日本時間12月24日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者などが報じたところによると、レッドソックスはドジャースからFAとなっていたウォーカー・ビューラーと1年2105万ドルで契約合意。これはクオリファイング・オファーと全くの同条件である。なお、今回の契約には成績に応じた出来高が盛り込まれていることも明らかになっている。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在30歳のビューラーはトミー・ジョン手術からの戦列復帰を果たした今季、レギュラーシーズン16試合に先発して75回1/3を投げ、1勝6敗、防御率5.38、64奪三振を記録。今季3登板目で勝利投手となったものの、それ以降は1つの白星も挙げられないままレギュラーシーズンを終えた。しかし、ポストシーズンでは4試合(うち3先発)で1勝1敗1セーブ、防御率3.60を記録。特にワールドシリーズでは第3戦の先発で白星、第5戦はリリーフでセーブを挙げ、合計6イニングを無失点に抑える好投で胴上げ投手となった。 シーズン終了後、ドジャースからはクオリファイング・オファーを提示されず、複数球団からの関心が報じられていたが、最終的にはレッドソックスと1年契約を結ぶことに。レッドソックスはトミー・ジョン手術からの完全復活を遂げる可能性を秘めた投手を獲得し、ビューラーとしては1年後に再びFAとなるチャンスを得たことになる。双方の思惑が合致した結果の契約合意と言えそうだ。 レッドソックスはこれで、クローシェ、タナー・ハウク、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォード、そしてビューラーの5人で開幕ローテーションを形成することになる。開幕後にはルーカス・ジオリトやギャレット・ウィットロック、後半戦からはサンドバルの復帰も期待でき、ジョシュ・ウィンコウスキーもブルペンに控えているため、先発の層は一気に厚くなった。2021年以来となるポストシーズン進出を成し遂げるために、着実に補強を進めている。