新幹線の「舞台裏」見学 白山総合車両所 5年ぶり一般公開
北陸新幹線車両の整備・点検などを行う白山総合車両所(白山市)が21日、5年ぶりに一般公開され、鉄道ファンや家族連れら約3千人が普段目にすることができない新幹線の「舞台裏」に触れた。 一般公開は新型コロナの感染防止で中止が相次ぎ、開催は2019年以来。6回目となる今年はモーターやブレーキなどの機能を備えた台車を押す体験などが初めて企画された。約7トンの台車を1人で動かした野々市市御園小1年の村新(むらあらた)さん(7)は「とても重たかったけど動かすことができてうれしかった。好きな新幹線を近くで見られて楽しい」と声を弾ませた。 約40トンの先頭車両を大勢で引っ張る綱引きや側引戸の開閉体験などが人気を集めた。除雪作業車や車両移動機も展示された。開会式で太田健一郎所長、田村敏和白山市長があいさつした。