熊野が大勝 花園に王手 決勝で近大和歌山と対戦、和歌山
第104回全国高校ラグビーフットボール大会の出場権を懸けた和歌山県大会(県高校体育連盟など主催)は3日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で準決勝があった。第1試合で熊野が和歌山北に88―0で大勝し、4年ぶりの決勝進出を決めた。第2試合は近大和歌山が和歌山工業に19―7で勝った。決勝は9日午後1時10分から同競技場である。 【廣畑選手(熊野高2年)日本代表に ラグビー17歳以下、和歌山県内からは初の記事はこちら】 熊野は、ピンチらしいピンチはほぼなく、和歌山北を終始圧倒した。前半の1分にFB植本晃斗選手(3年)がトライを奪って先制。その後、4分にHO永田龍之介選手(3年)がトライを決めるなど、前半だけで40得点した。後半に入ってからも得点を重ねた。 熊野は14回目の花園出場を目指す。準決勝の後、主将の永田選手は「アタック(攻撃)については決勝につながる内容だったが、前半は少しミスもあった。決勝までの1週間でしっかり改善したい」と気を引き締めた。二つのトライを決めた植本選手は「自分自身の出来は50%くらい。アタック、ディフェンス(守備)ともに完璧に仕上げて、決勝ではチームとして100%の力を出したい」と話した。
紀伊民報