鍵山優真、GPシリーズ初戦へ「すごく試合は楽しみ」 NHK杯連覇へ、好調アピール/フィギュア
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯(東京・国立代々木競技場)の公式練習が7日、行われた。男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は、GPシリーズの自身初戦に向けて最終調整。「きのう、きょうとすごくコンディションが良い状態での練習が積めているので、すごく試合は楽しみ」と好調ぶりをうかがわせた。 【写真】昨年のNHK杯で優勝した鍵山優真。2位は宇野昌磨だった この日は、本番で着用する衣装を着て調整。「氷の状態がきのうはちょっと緩かったので、きょうはどうかなと確認していた。あとは、明日のショートの確認と、フリーのジャンプを確認しました」。ショートプログラム(SP)の曲をかけ、4回転サルコーや4回転ー3回転トウループの連続ジャンプなどを決めた。練習中には、現在習得中の4回転ルッツも跳び、「観客席にジャッジの方など、関係者の方が座っていたので、アピールした方がいいと思って。やるしかないって。今、挑戦していく上で、4回転ルッツを入れる欲があるとアピールする部分でも大事」と語った。 2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンでもある今季のGPシリーズ自身初戦。8日のSPは100点台、9日のフリーは200点台の合計300点以上が目標。大会連覇もかかる中、「もちろん結果も1番を狙っているけど、あまりそこだけには考えず、自分の練習のやるべきことをやっていければ結果はついてくる。自分を信じて楽しみたい。オリンピックに向けてという意味でも、しっかりと自分の120%を出し切れるように頑張りたい」と力強かった。