設計士との細かいやり取りで造り上げていった、趣味の館としてのガレージハウス|旧車と夢の詰まったガレージ
【旧車と夢の詰まったガレージ】 とある住宅地の中に突如として現れる真っ赤な2枚のシャッター。ドアまで赤く塗られたガレージは、赤とグレーのコントラストが見る者に強いインパクトを与える。 【画像22枚】定年によるリタイアを控えたオーナーが、自分の理想を詰め込んで建てた理想のガレージ。シャッター自体は文化シヤッターの製品だが、角田さんの好きな色で、会社のコーポレートカラーでもある赤色で焼き付け塗装を施した 2階に居住部分のある、いわゆるガレージハウスだが、オーナーの自宅ではない。数年前、定年によるリタイアを控えたオーナーが、定年後に趣味を楽しむために、自宅近くに土地を見つけ、趣味の館としてのガレージハウスを建てることにした、というわけだ。 いざ建築を決意すると、知り合いのオーナーのガレージなどを見て、自分の理想のガレージを思い描いていった。当初造りたかったのは3階建てにし、1階からリフトで上げた愛車を2階のリビングで見られるようにしたかったという。 しかし、その通りに作るとかなりの建築費になることが判明。泣く泣く方針を変更し、現状のような1階ガレージ、2階リビング、という構造に落ち着いた。コストを抑えるために木造にしつつ、ガレージとして十分な広い空間を確保するために、耐力壁を櫛形に設置。 さらにその壁を利用した棚が作られるなど、設計士との細かいやり取りで造り上げていった。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部