コーエンがきれい目市場狙い新たな一手 推しは5489円の“マイシル パンツ”
シーズン商品は「知性を感じる大人のデイリースタイル」をコンセプトに掲げて企画した。商品企画担当者は、「働き方が多様化し、ビジネスライクなウエアが必要なシーンは広がっている。さまざまなオンのシーンに着られる汎用性を意識した」と説明する。
例えば、ツイード風の生地を用いたセンタープレス入りのサロペット(1万2100円)には共地のダブルブレストのジャケット(1万4300円)を合わせ、ひねりを効かせたセットアップスタイルを提案する。コーデュロイ素材のショートジャケット(9889円)は、タックで袖にボリュームを出し、首回りは程よく肌を露出するノーカラーにすることで、カジュアルときれい目のバランスを取った。アウターはレイヤードしやすい、ゆったりとしたサイジングのリバーコート(2万9700円)や、ヒップをカバーするミドル丈のダウンジャケット(3万800円)などをそろえる。
また、10月2日にはスタイリストの大草直子とのコラボレーションアイテムを発売予定で、新規客へのリーチを狙う。アイテムはワンピース3型とオールインワン1型、ジャケット1型の全5型と、大草が愛用しているアイウエアブランド「イジピジ(IZIPIZI)」とのトリプルコラボ商品2型。
メンズはスーツライクなビジネス群と、ミリタリー要素を取り入れたカジュアル群の2軸で企画した。特にビジネス群のテーラードジャケット(1万3200円)は伸縮性のあるポリエステル糸を採用したり、スラックス(7689円)は、ウエストベルトの内側にゴムテープを配したりして、ストレスフリーな着心地を実現。スーツ工場で仕立てた端正な見た目と、機能性を両立させている。
カジュアル群ではパッチポケットを配したフェイクレザーのブルゾン(1万8150円)やスタンドカラーの中綿ベスト(1万6500円)などを企画。同社担当者によると発売以降、女性客からの評判も良いという。
「ロネル」は、来年度をめどに都心のショッピングセンターなどへの出店を計画中だ。