戦列復帰が目前に迫っているカブスの鈴木誠也（MLB Advanced Media）

　日本時間5月8日、カブスのクレイグ・カウンセル監督は右わき腹を痛めて故障者リスト入りしている鈴木誠也について、日本時間5月9日からマイナーAAA級でのリハビリ出場を開始し、日本時間5月11日または12日に敵地PNCパークでのパイレーツ戦で戦列復帰する見込みであることを明らかにした。マイナーAAA級で2試合に出場し、痛みの再発などがなければ、メジャーへ合流させる方針のようだ。日本時間5月8日に戦列復帰を果たしたコディ・ベリンジャーに続き、カブスに頼もしい戦力が戻ってくる。 　メジャー3年目のシーズンを迎えた鈴木は、オープン戦で15試合に出場して打率.459、6本塁打、OPS1.593の好成績をマーク。シーズン開幕後も日本時間4月3日と4日のロッキーズ戦で2試合連続アーチを放つなど好スタートを切り、15試合に出場した時点で打率.305、3本塁打、13打点、OPS.893を記録していた。ところが、日本時間4月15日のマリナーズ戦でサードゴロを打って一塁へ走った際に右わき腹を痛めて故障者リスト入り。約1週間後に練習を再開し、徐々に強度を上げ、マイナーでのリハビリ出場が可能な状態まで回復した。 　ナ・リーグ中地区で首位ブリュワーズにゲーム差なしの2位という好位置につけているカブスは、あす日本時間5月9日に本拠地リグレー・フィールドでのパドレス3連戦を終え、オフを1日挟んで10連戦がスタートする。最初のカードは敵地PNCパークでのパイレーツ3連戦であり、カウンセル監督によると、鈴木はこの3連戦の初戦、もしくは2戦目からチームに合流する可能性があるようだ。敵地でのパイレーツ3連戦のあとは、敵地でのブレーブス3連戦、そして本拠地でのパイレーツ4連戦が予定されている。