「お時間大丈夫でしょうか」はNG?【ビジネスマナー】できる人が実践する会話術
ビジネスシーンにおいて、わからないことを上司や先輩に質問したり、部下や後輩に何か確認をするとき、いきなり話しかけてしまっていませんか? そんな時に便利なフレーズが、相手の都合を尊重し予定を調整する際に使用されることが多い「お時間大丈夫でしょうか」という言葉。しかし、目上の人に対しても使ってもいいのでしょうか。そこで今回は、「お時間大丈夫でしょうか」という社内で使用する際の声かけの言葉について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 【画像】正しい声かけのマナーを知っていますか?【ビジネスマナー】できる人が実践する会話術 まとめはコチラ
「今、お時間大丈夫でしょうか」は正しい声かけなのか?
【元社長秘書のマナー講座】vol. 31 ビジネスシーンで、相手の都合を尋ねる際によく使われる「お時間大丈夫でしょうか」というフレーズ。相手が忙しいかどうか、または現在話しても良いかどうかを確認するとき使い、耳にしたことがあるかたも多いかと思います。しかし、実際に社内で使用する際に「お時間大丈夫でしょうか」は正しい声かけのフレーズなのでしょうか? 今回は、「今、お時間大丈夫でしょうか」は社内で使用する際に正しい声かけなのかを解説します。使う際の注意点、ビジネスメールでの使用例を紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「お時間大丈夫でしょうか」の意味と注意点
「お時間大丈夫でしょうか」とは 時間があるか相手に尋ねることを意味します。相手が忙しい場合や話をするのに適切なタイミングでないかもしれないという状況を配慮している言葉です。 目上の人に使うのは控えよう 相手との関係にもよりますが、より正しい敬語表現を用いるのであれば「今お時間よろしいでしょうか」を使用しましょう。「大丈夫ですか?」は言葉の響きとしてフランクな印象を与えやすく、親しい友人や立場が同等な人などに対して使用します。人によっては上から目線と捉えられてしまう可能性があるため、ビジネスシーンなどで目上の人に対して使う場合には、丁寧な表現である「お時間よろしいでしょうか」「お時間いかがでしょうか」などを使うのがよいです。 注意点 この表現は、相手の都合が不透明な際に使用しますが、相手が明らかに忙しい時や緊急の作業をしている場合は、適切なタイミングを見計らうことが大切です。使用する際の注意点は、相手の反応を尊重し「お忙しいところ恐れ入ります」などとクッション言葉と合わせて使うとよいでしょう。今は忙しいと言われた場合は、後で話すことを提案するなど、柔軟に対応することを心がけましょう。 声かけのポイント 仕事の依頼は、相手の立場や状況を考えて行うことが大切です。仕事をお願いするときに重要なポイントを5つご紹介しますので、覚えておきましょう。 1. タイミングに注意をする 2. 要件を明確に伝える 3. 謙虚な姿勢を忘れない