元投手の解説者「あそこまで飛ぶんですね…」普通なら内野フライが外野まで届く大谷翔平のパワーに呆れまくり 角度57度の“打ち上げ花火”
【MLB】ドジャース4-0レッズ(5月18日・日本時間19日/ロサンゼルス) 結果としては平凡な外野フライに見えるが、そのパワーを考えると十分に“異常事態”だった。ドジャース大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場。期待された一発は出ず、4打数無安打に終わった。5回の第3打席には内角低めの変化球に詰まりレフトフライに倒れたが、この結果に元投手の解説者が驚きのコメントを残すことになった。 【映像】高々と舞い上がった大谷の打球 第1打席はサードゴロ、第2打席はセカンドゴロと快音が聞かれていなかったところ、第3打席は1死二塁のチャンス。2-0とリードはしていたものの、なんとか追加点が欲しい場面だった。初球からカットボール、チェンジアップ、シンカーとレッズの先発アシュクラフトが持ち玉をフルに活かして投げてきたところ、大谷はカウント1-2から内角低めに入ってきたスライダーを強く振りに出た。 「パチン!」と高めの衝突音を響かせた当たりだったが、速度98.9マイル(約159.2キロ)で飛び出した打球は角度が57度と高くなりすぎたため、ロサンゼルスの空に向かって一直線。239フィート(約72.8メートル)の飛距離でレフト・フルツビセが難なくキャッチした。 地元のファンもタイムリー、さらにはホームランを期待していた場面での平凡なレフトフライに、大きなため息も出たところだが、専門家の反応は異なっていた。MLB、NPBなどで投手として活躍したマック鈴木は、このレフトフライに対して「しかしあの当たりがあそこまで飛ぶんですね…」とポツリ。明らかなミスショットでありながら、それが内野ではなく外野フライになることに驚きを隠していなかった。 これまでにも会心の当たりで最長150メートル超の本塁打を放ったこともあるが、完璧に打たれてしまえば投手としては降参するだけ。むしろ投手からすれば打ち取ったはずの当たりが飛ばされてしまうことの方がショックが大きいかもしれない。まさに投手ならではの視点によるコメントだった。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部