『ミッシング』©︎2024「missing」Film Partners

　石原さとみ主演映画『ミッシング』の公開日が2024年5月17日に決定し、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。 【写真】出産後初の映画で“母親役”を演じる石原さとみ 　本作は、『ヒメアノ～ル』『愛しのアイリーン』『空白』の吉田恵輔がオリジナル脚本でメガホンを取った人間ドラマ。主演の石原は、2022年の出産後、1年9カ月ぶりの芝居に臨んだ。 　とある街で起きた少女の行方不明事件。あらゆる手を尽くして娘を探すも、有力な情報も手掛かりもないまま既に3カ月が経っていた。娘が行方不明になった時、母・沙織里は好きなアイドルのライブに足を運んでいた。その事実と茶髪メッシュの風貌ゆえに、ネット上では「ライブ狂いで育児放棄の母」という誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、徐々に冷静になっていく夫との温度差を感じ始め、夫婦喧嘩が絶えなくなっていく。事件発生当初こそメディアも大きく取り上げ注目を集めていたが、時間が過ぎるほど世間も興味を失っていき、マスコミの関心も薄れていく。そんな中、地元のテレビ局だけは奔走する沙織里の取材を続けていたのだが……。 　娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里を石原が演じるほか、娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田役を中村倫也、妻・沙織里との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる夫・豊役を青木崇高、美羽が失踪した日、最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾役を森優作がそれぞれ演じる。そのほか、小野花梨、細川岳、有田麗未、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳憂怜、美保純らがキャストに名を連ねている。 　公開された特報映像は、沙織里（石原さとみ）と娘の美羽（有田麗未）が浜辺で遊んでいる様子から始まる。そして、「愛する娘が失踪した。」のテロップとともに、映像の雰囲気が一変。焦りと怒りに身を任せ、お互いに感情を爆発させる沙織里と夫の豊（青木崇高）や、事件の取材を続けながらも苦悩する地元テレビ局の記者・砂田（中村倫也）の姿も。映像の最後は、世武裕子による音楽が流れる中、日差しに手を伸ばす沙織里の姿で締めくくられている。 　ティザービジュアルでは、石原演じる沙織里の横顔が切り取られている。