都知事選、56人中最下位はN党・上楽宗之氏 「211人が名前を書いてくれてうれしい」
過去最多56人が出馬して7日投開票された東京都知事選で、最下位は211票を得た政治団体「NHKから国民を守る党」(NHK党)の上楽宗之氏(45)だった。上楽氏は8日、X(旧ツイッター)で「応援してくださった皆様。素敵な時間をありがとうございました。211人の方が名前を書いてくださったのが本当にうれしいです」と謝辞を述べた。 【表で見る】東京都知事選の開票結果 上楽氏は出馬の動機について、都知事選に過去複数回出馬した政治団体「スマイル党」総裁のマック赤坂氏の存在だったとXで明かし、「ネガティブを~ ポジティブに」と書き込んだ。選挙ポスターは都庁前の掲示板にしか貼らなかったという。 開票中の8日未明にはXで「歴史的快挙になる。頼むこのまま行ってくれ」と最下位を望んだり、自身について「がんばれ。東京に友達けっこう居るんですけどね」と得票に期待したりしていた。 開票が確定すると「票を入れてくださった方は、凄い勇気になりました!知名度は、やはり大事ですよね! 次回は準備をしっかりして、挑みたいと思います」などと次回選挙も出馬したい考えを示した。 56位となった上楽氏の得票率は0・00003%。下位5人は、上楽氏のほか、それぞれNHK党で297票の南俊輔氏(39)、302票の津村大作氏(50)、306票の三輪陽一氏(42)、329票の舟橋夢人氏(58)と、同党が下位を独占する結果となった。(いずれも新人、年齢はいずれも投開票日現在)