「億万長者を目指しませんか」架空投資話で5274万円被害 広島・福山の60代、県警が注意喚起
広島県警福山西署は16日、福山市内の60代男性が交流サイト(SNS)を通じた架空の投資話で約5274万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査するとともに注意を呼びかけている。 同署によると昨年9月26日、インターネット上の動画に「億万長者を目指しませんか」との広告が表示され、男性がアクセスするとSNSに誘導された。「株式の損失を必ず挽回できます」などのメッセージが送られ、外国為替証拠金取引(FX)に必要と勧められた投資アプリをインストール。同日から12月22日までの間、アプリ内で運用する投資資金などとして12回にわたり計約5274万円を指定された口座に送金したという。 アプリは偽物だったとみられ、アプリ上で利益が出ているように表示されていたことから、男性は相手を信用したという。出金できなかったことから不審に思い、12月下旬に同署に相談して発覚した。