青空の下で花見を楽しむ大勢の市民や観光客＝金沢城公園

　　●加賀23.9度 金沢20.3度 　　●県内6地点、今年最高 　7日の石川県内は高気圧に覆われ、晴れ間が広がった。最高気温は加賀中津原23・9度、金沢20・3度など5地点で20度以上、6地点で今年最高を記録し、春らしい陽気となった。 　金沢市中心部には、絶好の花見日和とあって大勢の市民や観光客が繰り出した。金沢城公園や無料開園中の兼六園には、午前から外国人観光客らが続々と訪れ、散策を楽しんだ。 　兼六園では満開が近い約190本のソメイヨシノや、早咲きのヒガンザクラなどが青空に映え、来園者が熱心にカメラを向けた。無料開園は11日までで、期間中は午後9時半まで開園時間を延長し、ライトアップを行う。 　しいのき緑地などでは「百万石まちなかめぐり　さくら2024」（同実行委主催、北國新聞社後援）が最終日を迎え、家族連れが食や工芸の多彩な催しを満喫した。 　金沢地方気象台によると8日は朝から次第に曇り、加賀では夜遅く雨が降る見込み。日中の最高気温は金沢21度、輪島19度を予想する。