「石破内閣は政権末期の様相」 元内閣参事官の高橋洋一氏が講演、岡山「正論」友の会
岡山「正論」友の会の第34回講演会が14日夜、岡山市中区の岡山プラザホテルで開かれ、嘉悦大教授で元内閣参事官の高橋洋一氏が「どうなる石破政権~政治経済の行方」と題して講演した。 【写真】石破首相、指名選挙で居眠り? うつむき目つぶる様子も… 高橋氏は「少数与党の石破内閣は、既に政権末期の様相を呈している。重要な衆議院の常任委員長、審査会長の座を野党に渡し、国会を乗り切れないだろう」と解説した。さらに「逆に野党としては、選択的夫婦別姓実現、女性天皇の容認、憲法改正の先延ばしなどを都合よく進められると考えているのでは。与党としても、首相が交代しても不安定さは変わらないので、石破さんをすぐにはおろしにくい」と分析した。 また、来年度の税制改正を巡って与野党で論点となっている、年収103万円を超えると所得税が発生する「103万円の壁」の引き上げについて、米国の280万円、英国の240万円などに比べて日本が極端に低いと指摘。「29年前から低いままで引き上げは当然なのだが、財務省の抵抗を受けてどうなるか」と話し、先行きは不透明だとの見方を示した。