ライドシェアからタクシードライバーへの転身にも期待 福井県がタクシー事業者と連携し7月にも実証実験
福井テレビ
一般ドライバーが自家用車を使って有料で客を乗せる「ライドシェア」について、県は県内9つのタクシー事業者と連携し、導入に向けての実証事業を早ければ2024年7月頃からスタートさせる方針です。不足するタクシードライバーの確保につなげたい としています。 24日行われた知事会見で福井県の杉本知事は「週末や夜間に電話がかかってきても、車がない時間帯が結果としてある。足りないところを埋めていくのがこの事業なので、そういった意味での効果は大きい」と話しました。 ライドシェアは、タクシー会社の管理のもと、タクシーが足りない地域と時間帯に限り認められるもので、日本では2024年4月に導入されました。県内では、福井市や越前市、永平寺町や越前町など9つの市や町で実施されます。タクシー配車アプリ「GO」を使いキャッシュレス決済することで、降車時の料金徴収は不要になります。 県とタクシー協会は、一般ドライバー募集の説明会を開催予定で、一定のドライバーが確保され次第、国に申請し、早ければ7月にも始めたいとしています。 杉本知事は「ライドシェアで自家用車で運転する中で、タクシーも面白いんじゃないかと正規のドライバーになってもらう事もあり得るのではないか」とも話しています。 県は、3カ月から6カ月間、実証事業を行い、県内で導入が出来るか検証したいとしています。
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