【MLB】第5戦の投手起用プランは? ドジャース・ロバーツ監督「まだ決めていない」「山本もプランの一部」
ドジャース対パドレスの地区シリーズ第5戦は日本時間10月12日、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われる。パドレスの先発がダルビッシュ有とすでに発表されているのに対し、ドジャースはまだ誰が先発のマウンドに立つのかを明らかにしていない。第1戦に先発した山本由伸、第2戦に先発したジャック・フラハティの2人が候補になっていると思われるが、デーブ・ロバーツ監督は敵地ペトコ・パークで行われた第4戦で大成功を収めたブルペンゲームを再度採用するという選択肢も捨てていないようだ。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 日本時間10月11日、試合前日の会見に臨んだロバーツ監督は、第5戦での投手起用のプランを尋ねられ「まだ決めていない」と回答。「もちろんヨシノブもその一部になるだろう。もし彼を投げさせる場合、その周りにどのようにリリーバーたちを配置していくか、私はまだわからない」と投手起用のプランに関して明言を避けた。 ドジャース入団後、まだ1度もリリーフ登板の経験がない山本だが、ドジャースは山本の前にオープナーを起用することを検討しているとみられる。また、ロバーツ監督は「負ければ終わりの試合だから、すべての投手がプランの一部となるだろう」と話しており、山本とフラハティのどちらか1人ではなく、山本とフラハティの両方が第5戦で起用される可能性もある。 第1戦の山本、第2戦のフラハティ、第3戦のウォーカー・ビューラーと先発投手の苦戦が続いていることを考えると、第4戦で大成功を収めたブルペンゲームが再度採用される可能性も捨て切れない。ロバーツ監督は「第4戦に勝利できたのは、リリーフ投手陣の働きが大きい」とコメント。「ヨシノブの起用法については話し合っているところ。誰が先発を務めるか、もう少し情報を得てから決めるつもりだ」と語り、第5戦でもブルペンゲームを採用する可能性を否定しなかった。 第5戦で山本とフラハティを起用せず、ブルペンゲームで勝利を収めることができれば、リーグ優勝決定シリーズでは山本とフラハティを2試合ずつ先発させることができる。しかし、実際のところ、今のドジャースには先のことを考えている余裕はない。ロバーツ監督は「第5戦に勝つためにはどれがベストの選択肢か」という観点から投手起用のプランを決めることになるだろう。