外国人から「クレイジースペック」と評される明治の「アーモンドチョコレート」絶好調 インバウンド需要を獲得
「アーモンドチョコレート」や「マカダミアチョコレート」など明治のナッツ系チョコレートがインバウンド需要を獲得して絶好調という。 中でも外国人に好評なのが「アーモンドチョコレート」。 10月27日取材に応じた明治の相澤幸保グローバルカカオ事業本部カカオマーケティング部部長は「アーモンドは焼き加減やチョコとのバランスを理想のおいしさに仕上げるため粒ぞろいのアーモンドだけを何段階も分けて選別。横幅や長さや厚みなど丹念に丁寧に人の目と手で選び抜かれている。このことが海外でも報じられ外国人から“クレイジースペック”と評されご好評をいただいている」と語る。 「マカダミアチョコレート」と「ピスタチオチョコレート」の引き合いも強まっているという。 「ナッツ系チョコレート全般でビッグパック(大袋)・箱タイプともに非常に売れている。以前は特売によるところが大きかったが、現在は新しいお客様の流入で伸びており、有難い動きだと思っている」と述べる。 「きのこの山」や「たけのこの里」などのロングセラーブランドもインバウンド需要を獲得。 インバウンド需要についてはコロナ前と比べて買い場が拡大しているという。 「コロナ前は空港売店などがメインだったが、今は個人旅行が増え旅先も多様化していることから、街中のディスカウントストアやスーパーなど様々なところで日本のトラディショナルなイメージを持たれているロングセラー商品が買われている」と指摘する。 同社ではインバウンド需要のさらなる高まりを見越して、多言語対応情報サイトを開設するなどして体制も強化していく。 11月から多言語対応の商品情報サイトを開設するとともに、そのサイトにアクセスできる二次元バーコードと商品情報検索マーク「ブランドリンク」を掲載した商品を順次展開している。