那須川天心が見せた成長ぶり 「顔で売ってるのに、困りますよね」左目の下のあざに日々の激しいスパーリングの跡…20日に転向第4戦【ボクシング】
ボクシングのWBAバンタム級7位・那須川天心(25)=帝拳=が4日、東京都内の所属ジムで20日に東京・両国国技館で行われる同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=とのボクシング転向第4戦に向けた練習を公開。6月中旬から来日しているWBO同級3位クリスチャン・メディナ(24)=メキシコ=とのスパーリングでは激しいパンチの応酬もありながらサイドステップとパンチスピードで優位に立ち成長ぶりを見せた。 パートナーはもうひとり、元北米スーパーバンタム級王者ヘスス・アレチガ(24)=メキシコ=がいる。ともに世界戦レベルの実力者で、那須川もこれまでの練習でガード越しに打たれ左目の下にあざを作っていた。「顔で売ってるのに、困りますよね」と報道陣を笑わせながらも「相手のレベルが今までで一番高い。キックボクシングのときもここまではなかった。毎日安心できないスパーリングが続いて、ちょっとよくない日もある中で、それをどう戻していくか。ボクシングだけじゃなく人間としても成長できている気がしています」と、充実した表情をのぞかせた。 対戦相手ロドリゲスは17勝(7KO)2敗1分けで、前戦で現WBA1位バルガス(メキシコ)に敗れたが初回にダウンを奪った実力者。今回は初の10回戦でもあり、那須川にとっては試練の一戦だ。だが25歳は「でも、こういう試合を(42戦全勝のキックボクシング時代から)ずっとやってきた。慣れてます」と平然だった。 7・20はWBCバンタム級王者・中谷潤人(M・T)とWBOスーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)の防衛戦などトリプル世界戦も行われ、アマゾンの配信サービス、プライムビデオが独占生配信する
中日スポーツ