石川遼が「苦手意識のあるコースで」得たいもの 雨のなかで注意すべきは…
<ダンロップフェニックス 3日目◇16日◇フェニックスカントリークラブ (宮崎県)◇7042ヤード・パー71> 松山英樹が“くるりんぱ”【写真】 トータル3アンダー・36位タイで3日目を迎えた石川遼は、「ショットはよかったけど、アプローチ、パットでミスがあった」とショートゲームのミスが響き、3バーディ・3ボギーの「71」とスコアを伸ばせなかった。トータル3アンダー・43位タイで最終日に向かう。 この日は朝から雨が降り続くコンディション。そのなかで注意したことは「距離感」だ。「ドライバー、アイアンの飛距離を把握してアジャストしていくということはすごく必要」。雨の影響でスピン量が減ることや、インパクトでフェースとボールが滑りやすくなり飛距離が落ちるケースをしっかりと把握していくことがポイントになった。 ここは「苦手意識のあるコース」ではある。ただそのなかで残りの試合のためにも収穫を得たいと考えている。「こういったコースでも安定して1日3アンダーというスコアは出せなくはない。伸ばし方というよりも、スコアの落とし方がもったいないなと思う。しっかりとその辺りを合わせて(苦手意識のある)いろいろなコースに対応できるような力をつけないと」。この後には、“米再挑戦”に向けての予選会も待っている。最後の18ホールでは“対応力”への手応えを感じたい。(文・高木彩音)