高知県民の芸術の祭典・県展。入賞作品や各部門の魅力をシリーズで紹介しています。 今回は写真部門です。 第78回県展。今年は洋画・日本画・先端美術・彫刻・工芸・書道・写真・グラフィックデザインの8部門に1456人、2683点の応募があり、1044点が入賞、入選となりました。 入賞、入選作品は高知市の県立美術館とかるぽーとの2つの会場で、無鑑査作家の作品などと合わせて1111点を展示しています。 写真部門には特選など入賞作品を含む313点と、無鑑査や推薦など12作品が展示されています。 県展無鑑査の久保田昌也さんに、今年の特選作品について解説してもらいました。 特選に輝いたのは5点です。 安芸市の中川智博さんの『ここにも秋の気配が』。中川さんは3回目の特選で、無鑑査となりました。 2回目の特選に輝いたのは、高知市の野島志夫さんの作品『狙う』です。 初めての特選は3点。 高知市の田島千春さんの作品。 佐川町の田中一郎さんの山伏の修行の様子を撮った組写真。 そしてもう1点は、安芸市の冨田美郎さんの『あじさい街道とホタル」です。 県展無鑑査の久保田さんは、写真が上達するためにはいろいろ撮ってみることが大切だといいます。 第78回県展は今月27日まで、高知市の県立美術館とかるぽーとの2会場で開かれています。