「キャン・アイ・ヘルプ・ユー?」は「ケナイヘォピュ?」推し活ができるカタカナ英語
いつの間にかネイティブ耳に
甲斐先生のカタカナ英語のすごいところは、カタカナ表記を読んでいくうちに、発音する際の音の「はしょり」や「つながり」に意識的になること。 その結果、ネイティブにはこんなふうに聞こえているのか」と気づき、英語の聞こえ方までが「ネイティブ耳」に近づいてくるのだとか。 「赤ちゃんは単語を一つひとつ覚えるわけじゃない。朝起きて、お母さんが“グッモーニン”って言うから、“おはよう”はグッモーニンかって覚えるわけじゃないですか。“グッド”と“モーニング”をバラバラに覚えません。 日本の学校教育で教えている英単語の数ってものすごく多いですが、あれはほとんどネイティブの人が使わない単語。実際のビジネスの現場では、少ない単語を使い回して会話している。単語よりも、フレーズとか熟語。 “ウェイクアップ”とか“ゲットオフ・オン”はネイティブの人たちがすごく使うので、そちらを覚えたほうが良いです」 単語の暗記ではなく、耳を鍛えるべし! ちなみに「ありがとう」は「センキュー」ではなく「フェンキュ」。先生、これで本当に通じるんでしょうか? 「先日のラジオ収録での話ですが、リスナーさんが“嘘だろ”と思って、ネイティブに近い人に試してみたら全部通じたそう。日本人には通じなかったみたいですが(笑)。私の生徒さんで、お母さんは英語ができず、娘さんは流暢に話せる方がいます。お母さんがカタカナ英語を読んでみたら、娘さんが全部理解できたって話もありました」 ガレ!(Got it!=わかった)翔平応援だけじゃなく、来日アーティストの推し活にも使っちゃおう!
覚えたい!推し活15フレーズ
「ガチ恋です」 →I'm crazy in love with you!(アン クエイズィ インラヴイヴュ) 「翔平グッズを集めています」 →I'm collecting everything Shohei.(アンム クレッティン エヴイフィン ショウヘイ) 「翔平は私の推しです」 →Shohei's my absolute fave.(ショウヘイズ マイアッブソルーッ フェイヴ) 「世界一イケメン」 →He's the most gorgeous guy in the world. (ヒーズダモウス ゴーァジュス ガーイ インダ ウァーゥッ) 「ビジュアルよすぎ」 →He's drop-dead gorgeous.(ヒーズ ジュアップデッ ゴーァジュス) 「ウインクして」 →Can you wink for me?(ケニュ ウィンッ フミ) 「あなた、サイコー!※本人を目の前にして言うとき」 →You rock!!(ユ ルァック) 「ファンサして」 →Can you give fan service?(ケニュ ギヴ ファン スァーヴィス) 「推ししか勝たん」 →My fave's the best!(マイ フェイヴズダ ベッス) 「待ってムリしんどい」 →This is too much.(ディスィズ トゥー マッチュ) 「控えめに言って最高」 →You're perfection, to say the least!(ユァ プフェックシュン トゥセイ ダリース) 「箱推しです」 →Love you all!(ラヴュ アーォ) 「強火担(大ファン)です」 →I can't get enough of you!(アイケーン ゲリナ フォヴュ) 「布教したい」 →I want the whole world to know about you!(アワンダホーゥ アワンダホーゥ トゥノウバウチュ) 「沼にハマった」→I'm so into you! I'm addicted to you!(アンム ソウ イントゥユ アマ ディックテッ トゥユ) 『7日間で英語がペラペラになるカタカナ英会話』(Gakken刊) 甲斐ナオミ ネイティブスピーキングコンサルタント。翻訳家。カナダ育ちの日本人。モントリオール大学英仏翻訳科大学院修士課程卒業までに6か国語をマスター。著書に『ネイティブの“こども英語”で通じる英会話』(あさ出版)、『ながめて覚える英単語』(かんき出版)など 取材・文/ガンガーラ田津美 撮影/伊藤和幸