大谷翔平、第3打席は四球で2試合連続出塁 ナックルボーラーの不規則な変化にも対応
◆米大リーグ パドレス―ドジャース(11日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)が11日(日本時間12日)、敵地・パドレス戦に「2番・DH」で先発出場。6回1死の第3打席は四球を選び、2試合連続出塁とした。パドレス先発はナックルボーラーの右腕・ウォルドロン。7球のうち4球がナックルだったが、最後は不規則な変化を見せるボールをしっかり見極めた。 初回1死の第1打席はナックルなどで追い込まれ、5球目の92・7マイル(約149キロ)直球で左飛だった。3回2死二塁の第2打席は外角80・8マイル(約130キロ)のナックルを打って出たが、フェンスオーバーまでもうひと伸び足りず、またも左飛に倒れていた。 10日(同11日)の同戦では4打数2安打で3試合ぶりのマルチ安打をマークした。ブーイングで迎えられた初回は空振り三振に倒れたが、3回1死一塁で相性のいいキングから左前打を放ち、3試合、11打席ぶりのヒット。1点を追う8回無死一塁では、松井裕樹投手(28)とメジャー3度目の対戦が実現。外角87・1マイル(約140キロ)のスライダーを振り抜き、打球速度107・2マイル(約172・5キロ)の当たりで左中間を破った。前回対戦に続く二塁打で「VS松井」は通算3打数2安打。一時同点の機会をつくり出した。 ここまで39試合で打率3割5分9厘、11本塁打、27打点、9盗塁。試合前の時点で打率、安打、二塁打、塁打、長打数、長打率、OPSで両リーグ7冠だった大谷は、この日の練習前にパドレス・ダルビッシュ有投手(37)と5分以上談笑する姿があった。12日(同13日)の今カード第3戦では今季3度目の直接対決を迎えるが、かなりリラックスした様子だった。
報知新聞社