韓国「価格そのまま量減らす」販売横行…困窮する若者たちに広がる虚脱感
【12月05日 KOREA WAVE】韓国で製品価格はそのままに内容量を減らす「シュリンクフレーション」が騒ぎになり、物価高で困窮している青年たちが困惑を通り越して「虚脱」している。 CJ第一製糖は11月初めから「炭火香バービーキューバー」の内容量を280グラムから230グラムに減らした。東遠(ドンウォン)F&Bも「東遠マグロ缶詰」の重量を100グラムから90グラムにした。 国内グミ市場シェア1位のハリボーは、コンビニで販売する3種の商品の重量を100グラムから80グラムへ減らした。ヘテ製菓の「故郷餃子」、プルムウォンの「冷凍ホットドッグ」も1袋当たりの個数を減らすなどしている。 「シュリンクフレーション」とは、このように価格を維持して大きさや重さを減らす実質的な値上げ戦略だ。量が減るという意味の「シュリンク(shrink)」と物価上昇を表す「インフレーション(inflation)」の合成して生まれた。 物価高、高金利で消費余力が弱っている青年たちはシュリンクフレーションに敏感に反応している。 京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の消費者(31)は「一人暮らしの青年は同じ価格なら量の多いものを買う。価格を変えずに量が減らした製品が売られていると聞いて大きな虚脱感を感じた」と話した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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