区画サイトに設営したドーム型テント

キャンプ中、突然雨に降られて困った経験はありませんか？　滞在中の拠点となるテントの中まで浸水すると悲劇ですよね。どんな天候でも快適に滞在できるように、テントと地面の間に敷くのが「グランドシート」です。 【写真】テントの設営でグランドシートが必要な理由を見る（全10枚） キャンプ初心者のなかには「グランドシートの存在を知らなかった」という人も意外と多いようです。使わなくてもキャンプをすることは可能ですが、今回はグランドシートを使うことの利点をご紹介します。

底冷えと浸水を防いでテント内を快適に

空気が澄んでいて虫もいないことから、人気のある秋冬キャンプ。しかし、夜寒くて眠れないといった事態を防ぐためにも寒さ対策が必須です。そんな時、テントの下にグランドシートを一枚敷くことで底冷えを防ぐことができます。また下に敷くことで雨天時にはテント内への浸水を防止する働きも。 グランドシートを敷く際のポイントは、テントよりも一回り小さなサイズのものを選ぶこと。テントからはみ出して敷くとグランドシートに雨水が溜まってしまい、逆に浸水しやすくなってしまうので注意が必要です。ついつい大きいサイズのものを選んでしまいがちですが、しっかりとテント底面のサイズを確認してからグランドシートを購入しましょう。

テント底面を保護してお手入れの手間を軽減！

グランドシートのもう一つの役割は、テント底面の保護です。地面には小石や小枝が多く転がっています。場所によっては杭やガラス片など、尖ったものが落ちているなんてこともあるかもしれません。そこでグランドシートを敷くことで、テント底面が傷付くのを防ぐことができます。 またテントが汚れにくくなるため、お手入れの手間も軽減。とくに大きなテントが汚れてしまうと、洗ったり拭いたりするのはとても大変です。地面がぬかるんでいる場合や砂浜など、汚れやすい場所にテントを設営する場合に、グランドシートは大きな役割を果たします。

お花見やピクニックでも大活躍

メリットの多いグランドシートですが、すぐに入手できない場合に代用品として使えるのがブルーシートです。ホームセンターだけでなく100円ショップでも購入ができ、厚さや大きさなど様々な種類があります。 ただしブルーシートがテントからはみ出してしまうと、浸水のリスクがあるほか、あまり見栄えが良くないのでしっかりとサイズを調整して使いましょう。 逆にキャンパーのなかには、キャンプ用のグランドシートを普段使いする人もいます。お花見の時のレジャーシートとして使用したり、ちょっとしたアウトドアの時にタープ代わりとして使うなど活用法は様々です。 耐水性のあるグランドシートを一枚用意して、キャンプの快適さをレベルアップさせてみてはいかがでしょうか。