中山美穂さん急死で“追悼特集”続々…レコ大&紅白でコーナー新設「85年デビュー組」同期集合も
急逝した歌手で女優の中山美穂さん(享年54)の功績を称える動きが加速している。 中山さんは12月6日、東京・渋谷区の自宅浴室内で亡くなっているのを発見された。遺体に目立った外傷はなく、玄関も施錠されていたため、警察は「事件性なし」と判断。 【秘蔵写真】幸せそうに寄り添って…当時交際していた音楽家・渋谷慶一郎氏とデートを中山美穂さん 8日、公式サイトで 《検死の結果、事件性はないことが確認されました。また、死因は入浴中に起きた不慮の事故によるものと判明いたしました》 と報告された。 ◆『世界中の誰よりきっと』は180万枚を超える大ヒット 中山さんは‘85年にテレビドラマ『毎度おさわがせします』(TBS系)で芸能活動をスタート。同年『C』で歌手デビューし、その年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。‘86年『ツイてるねノッてるね』、‘88年『You’re My Only Shinin’ Star』で2度のレコード大賞金賞を受賞している。 ‘92年にはロックバンドWANDSと共演したシングル『世界中の誰よりきっと』が180万枚を超える大ヒット。‘94年のバラード『ただ泣きたくなるの』もミリオンセラーとなった。 年末の風物詩であるNHK紅白歌合戦には18歳だった‘88年に初出場。これまで7度の出場を誇っている。このほか、女優としても映画『Love Letter』やドラマ『ママはアイドル!』(TBS系)など名作、人気作は多い。 「突然の訃報が流れた時は、わが目を疑いました。それほど衝撃的でした。現在、テレビ各局は我先にと追悼番組を作れないか協議に入っています。各局、中山さんの生前の映像は豊富にあります。あとは事務所との交渉次第です」(テレビ局関係者) 11日放送のフジテレビ系『2024 FNS歌謡祭』では、中山さんの歌唱シーンが流れ、最後に 「中山美穂さん ありがとうございました」 の字幕が映し出された。 12月30日放送のTBS系『第66回輝く! 日本レコード大賞』では、中山さんに特別功労賞が贈られることが決まった。音楽関係者によると 「中山さんが亡くなったことを受け、急きょ決まった。当日はTBS秘蔵の歌唱シーンが流される」 という。 NHK『紅白歌合戦』も慌ただしい。すでに10月に亡くなった名俳優・西田敏行さんを追悼するコーナーが“内定”しているそうだが 「新たに中山さんのコーナーを設けようという動きも出ている」(同・テレビ局関係者) という。 ◆来年3月にはファンも参列するお別れ会を 一部メディアでは中山さんと同じ「‘85年デビュー組」の森口博子、工藤静香、浅香唯、斉藤由貴、南野陽子、芳本美代子、石野陽子、松本典子、佐野量子の中から数人が集まり、中山さんのヒット曲を合唱すると伝えている。真偽はさておき、「花の85年組」による楽曲カバーは、今後歌番組などでお披露目されることになるはずだ。 さらに来年3月19日には、TBS系『ザ・ベストテン』に出演した時の歌唱シーンをまとめた5枚組のブルーレイボックス『~Miho Nakayama 40th Anniversary~ 中山美穂『ザ・ベストテン』永久保存版』が発売される。こちらは訃報を受けて制作が決まったものではなく、中山さんが来年40周年を迎えるにあたり準備していたものだという。 「約1年前から中山さん本人と打ち合わせてきました。ザ・ベストテン出演映像を全て収録しており、ファンにとってはお宝になること間違いなし。大きな声では言えませんが、販売元は追加生産を想定しているそうです」 とはレコード会社関係者。 中山さんのお別れ会は来年3月以降に開かれるという。ファンによる献花が想定されており、会場は都内の大規模斎場が候補に挙がっている。 「中山さんが天国に旅立ったあとも、事務所関係者は各種打ち合わせで大忙しのようです。書籍や写真集のオファーも来ているとか。反響の大きさからも、トップアイドルであったことがうかがえます」(スポーツ記者) 中山さん急死の衝撃はいまなお続いているようだ――。
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