第40回 「昭和の球場」 vs ドーム時代の到来|「対決」で振り返るプロ野球史
昭和の匂いが立ち込める川崎で昭和の最後の熱い戦い。近鉄先勝!
ダブルの第2試合、延長10回表に点が入らず時間切れ引き分けか敗北が確実となり、近鉄のVは消滅した
1988年(昭和63年)は昭和最後の年。89年1月1日から、昭和天皇崩御の7日までの1週間は昭和64年で、厳密には、これが昭和最後の日々となるのだが、まあ、88年を昭和最後の年としても間違いではないだろう。 この年の3月、日本初の屋根付き全天候型野球場が完成した。その名は東京ドーム。巨人と日本ハムの本拠地となる東京ドームは、初の公式戦からその威力を発揮した。記念すべき第1戦は4月8日の巨人-ヤクルト戦(デーゲーム)だったが、この日、東京は大雪。しかし、試合は、快適なエアコンの効いた球場でつつがなく終了した(試合は4対2でヤクルト)。 この年の関東エリアのプロ常打ち球場は・・・
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週刊ベースボール