照ノ富士 宮城野部屋力士合流で大所帯のメリット言及「稽古相手も増えるし、強くなっていくんじゃないか」 自身も転籍経験「逆にオレはよかった」
大相撲の春巡業が12日、埼玉県川越市で行われ、横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が一時閉鎖された宮城野部屋から力士が合流して伊勢ケ浜部屋が大所帯となったメリットに言及した。 【写真】両ひざには痛々しいテーピング 照ノ富士は深々と腰を沈めた土俵入りを披露 宮城野勢の合流初日だった8日に、部屋の稽古に参加した横綱。40人近い力士がひしめく状況を「とにかく増えましたね、という感じ」と表現しながら「稽古時間が長くなる。稽古相手も増えるし、強くなっていくんじゃないですかね。特に若い衆は。幕下、三段目の子たちが一番いい稽古をしているんじゃないか」と、若手の成長につながることを期待した。 自身も間垣部屋の閉鎖に伴う伊勢ケ浜部屋への転籍を幕下時代に経験。「稽古もやれば慣れていって、どんどん強くなった。逆にオレは良かった。それがあって今がある」と環境の変化がプラスになったという。 ただ、その機会を生かせるかは「本人次第」と強調。「やる人、やらない人はいるから。強くなる人はやるのが普通じゃない?」と実力をつけるためのプロ意識を求めていた。