【NFL】セインツがリジー暫定HC就任後初の試合で連敗を脱出
フリーセーフティ(FS)タイラン・マシューはQBカーク・カズンズが放ったパスを奪い取り、試合時間残り1分59秒の時点でファルコンズのドライブを止めた。ファルコンズはその後すぐにスリーアンドアウトを強いてボールを奪い返したが、今度はセインツ守備陣が試合最後のドライブでファルコンズを封じ込めている。
リジーは「これ以上ないほど誇りに思う」とコメント。
「チームにも話したばかりだが、私は長い間、大学とNFLに身を置いてきたが、彼らがすべてにうまく対処する姿に、今までにないほど誇りを感じた。困難な状況であれば、諦めると言うのは簡単だが、今週は誰もそんなことをしなかった」
セインツが日曜日にエネルギッシュなプレーを見せたのは、週の初めにヘッドコーチと決別したチームとして珍しいことではない。セインツにとって確実に違った点、そして新鮮だった点は、ニューオーリンズの観衆から発せられる強いエネルギーであり、それはファルコンズのキッカー(K)ヤンオエ・クーが3回のフィールドゴールを外す要因の1つとなった可能性がある。
リジーはセインツの選手たちと共にフィールドで祝うために全力を尽くしたが、身体的に支障がある様子が見受けられた。リジーはディフェンシブエンド(DE)ペイトン・ターナーに背中の不適切な場所にぶつかられたことで左腕が“完全にしびれてしまった”と説明し、その原因の一部は過去にスティンガー症候群を患ったことにあると話している。素晴らしい結果を残した日曜日の締めくくりとしては奇妙なものになったが、初めて指揮官として臨んだ試合当日についてのリジーの説明の方が風変わりだったと言えよう。
「私の1日はこうして始まった」と述べたリジーはこう続けた。
「スーパードームに到着して、これまで使ったことがなかったヘッドコーチのロッカールームに入った。朝早くにトイレに行ったら、詰まらせてしまってね。そうやって1日が始まった。“今日は最悪な1日(crappy day)になりそうだ”って思った――シャレのつもりだ」
リジー本人はもちろん、スーパードームのスタッフや他の全員にとっても幸いなことに、リジーがデビューを果たした日は始まり方とは異なる形で幕を閉じた。セインツ(3勝7敗)はクリーブランド・ブラウンズ(2勝7敗)を迎え撃つ来週も良い流れを維持できることを願うだろう。