キンタロー。

　キンタロー。が3月31日をもって松竹芸能を円満退社した。 【映像】実はこんなにいた…「脱竹芸人」リスト

　29歳で松竹芸能のオーディションを受け、授業料全額免除の特待生として入所。前田敦子のモノマネでブレイクし、松竹芸能のスーパーエリートとして12年間走り続けてきた。そんなキンタロー。の独立に、お笑い芸人のみなみかわはX（旧Twitter）で「なるほどね。」と意味深にポスト。そこでABEMA的ニュースショーは、みなみかわを知る関係者に「なるほどね。」の真相を総力取材した。 　元松竹芸能所属のお見送り芸人しんいちは「ここまで裏を明かしたら怒られますよ」と前置きしたうえで「『キンタロー。は抜けるんですね。違う国に税金を納めるんですね』という考え方やと思います。『抜けるんですね。なるほど。じゃあこっちは敵と見なしますよ』という感じの『なるほど』やと僕は思いましたね」と推理して「あれは宣戦布告やと思います」とまとめた。 　お笑い芸人の永野は「あの人の『なるほどね』というのが、あれやり口なんで。本当はスルーしたほうがいいんですよ。考察をさせるのも彼の狙い」と指摘すると「Xとかで意味ありげなことをつぶやく芸人が大嫌いなんですよ」「『なるほどね』って書く時点でちょっとおごりがあるのかなと思いましたね。自分が言うことは取り扱い説明書があった上でみんなが聞いてくれているという」と指摘。 　元松竹芸能所属のTKO木本武宏は「一言で言うと、僕はキンタロー。をみなみかわが辞めさせたんちゃうかっていう風に思ってますね」と予想。「逆恨みですね」と続ける木本は「彼は本当に泥水を飲んできた。何で会社は俺のことを売ってくれないんだ。キンタロー。がどうとかではなくて、本当に事務所が痛いなって思うところから刈り取っていこうっていう感じ。自分が真ん中にいて事務所の看板になろうとしている」と、みなみかわが事務所内で暗躍しているのでは、という説を展開した。 　明星大学心理学部心理学科の藤井靖教授は「意外と短い文言が注目を集めやすいんです。タイムラインでも投稿があふれているような状態が毎日のようにありますから、短くてしかも人の詮索を喚起するような5文字を意図して言ってるのかな」と、投稿への印象をコメント。 　「いわゆる、心理学で言うところのフリーライダー効果を狙っている。自分の労力を最小限にして自分に注目を集めるというね。ただ『注目を集めたい』がある一方で、キンタロー。さんに対する、なかなか言葉で表せない、一言では言えない、いくつかの感情が組み合わさっているんじゃないかなと。何かを心配してたり、場合によっては嫉妬とか。独立を考えてる人だったら先を越されたみたいな。いわゆる心理学でいうとアンビバレント。本来は両立しないような感情がぐちゃぐちゃ、自分の中にあった上での『なるほどね』かもしれない」と分析した。 　みなみかわは発言の真相について問われると「キンタロー。って僕大好きですし、仲いいんですよ」と前置きしつつも「キンタロー。に限らずですけど、円満退社ってあるじゃないですか。公式で出るじゃないですか。円満退社って存在しないじゃないですか。円満退社と円満離婚って存在しないじゃないですか」と持論を展開。 　「円満ならそのまま居たらええやんって話じゃないですか。みんなが円満という名のパウダーをふわっとかけている中で、キンタロー。も円満パウダーかけてるやん。『なるほどね』です」と真相を告白した。 　4人の推測について「どれが一番近い？」と問われたみなみかわは「どれが一番近いっていうか、永野さんの意見が一番心に刺さりました。へこみましたね。おごりが感じられるというのが」と吐露して、笑いを誘った。 （『ABEMA的ニュースショー』より）