【フェブラリーS】能力値上位の4歳馬オメガギネス、ドゥラエレーデが有力 穴馬はペプチドナイル
穴馬は昨夏の大沼S、マリーンSを好指数で連勝したペプチドナイル
ペプチドナイルは昨夏の大沼S、マリーンSを今回のメンバーで勝ち負けできる指数で連勝した馬。大沼Sは10番枠からまずまずのスタートだったが、そこから押して内に切れ込みながらハナを主張。2角過ぎで手綱を抑えてペースを落とすと、ここで外から一気にボイラーハウスに捲られたが、内から抵抗して同馬を交わす。しかし、そこで今度は内からディアセオリーに前を取られたが、3~4角では楽な手応えで同馬と並走。直線序盤から2頭で後続を離し、ラスト1Fでクビ差ほど先頭に立つと、そこからしぶとく抜け出して3馬身で完勝した。 その次走のマリーンSは、10番枠から五分のスタートを切って、かなり押して外から競ってくるウェルドーンを制してハナを取り切る。向正面ではコントロールしてややペースを落とし、2馬身のリードで3角へ。3~4角で外から各馬が上がってくると、そこで後続を引き離し、再び2馬身のリードで直線へ。序盤で3馬身ほど差を広げ、ラスト1Fでもしぶとく伸びて3馬身半差でゴールした。 前々走のベテルギウスSでも2列目の内でレースを進めて勝利しているように、復調気配を見せている。自らレースが作ることができ、捲られても対応できる強さ、折り合う競馬にも対応できるのは強み。前走の東海Sはペースが上がらず、好位の中目でコントロールに苦労して不発。ペースが速くなるマイル戦なら折り合いもつくだろう。ここでの一発を期待する。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)キングズソードの前走指数「-29」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも2.9秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ