石川県・輪島朝市の活気ある風景描く 絵本『あさいち』復刊へ 売り上げの一部を義援金に
福音館書店が、石川県の『輪島朝市』を描いた絵本『あさいち』(大石可久也 絵/輪島・朝市の人びと 語り)を3月6日に復刊することを発表しました。 『あさいち』は、月刊絵本『かがくのとも』の1980年1月号として刊行。1970年代当時の輪島の朝市を丹念に取材し、海のもの・畑のものが集まる商いの場であり、地元の人びとにとって楽しいおしゃべりと社交の場でもある、活気ある風景を描いています。 2024年元日、震度7の地震の直後に大規模火災が発生し、約300棟が焼失するなど甚大な被害を受けた輪島の朝市。出版社によりますと、本書に対して「復興を願って、復刊してほしい」「子どもたちにも紹介したい」といった声が寄せられたことを受け、復刊を決めたということです。 この絵本の売り上げの一部(利益相当額)は、令和6年能登半島地震災害義援金として日本赤十字社に寄付されるとのことです。