かつて内村航平ら所属、コナミスポーツ体操競技部が活動中止へ…ジュニア選手の活動は継続
体操男子で五輪個人総合連覇の内村航平らを擁し、名門として一時代を築いたコナミスポーツ体操競技部が、今季限りでトップ選手への支援を取りやめることが27日、関係者への取材などでわかった。ジュニア選手の活動は継続するが、社会人チームは事実上の活動休止となる。
コナミスポーツは、取材に対して「(所属する)社会人の選手2名は来シーズンから当社での活動は行わないこととなりました」と回答し、理由については明らかにしなかった。コーチはジュニア選手の指導、体操スクールの業務に従事する予定としている。
同部は2003年に発足。16年リオデジャネイロ五輪では、所属選手が日本代表5人のうち4人を占め、男子団体総合優勝に大きく貢献した。関係者によると、経営判断もあって近年は新規選手の採用を見送っており、21年東京五輪、今夏のパリ五輪はいずれも代表選手を送り出せなかった。