「残ってくれることに期待」 ソフトバンクCBOに就任する城島健司氏 FA宣言の甲斐拓也に敬意表しつつ…立場的に複雑な表情も
ソフトバンクの城島健司球団会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネータ(48)が21日、来年1月に新設されるチーフベースボールオフィサー(CBO)の就任会見後に取材に応じ、今季初取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使して去就が注目される甲斐拓也捕手(32)について語った。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 今オフのFA市場の目玉ともいえる甲斐に関して、現在は残留を望むソフトバンク、獲得を目指す巨人が代理人交渉を進めるなど〝一騎打ち〟の状況にあるが「僕は野球人の先輩なのでFAを取るということ、これは彼が1軍で頑張ってきた証、そして権利。FAを取得したことがおめでたいこと」と球界の一先輩として心から敬意を表した。 さらに「しかも彼は育成から日本を代表するキャッチャーになって、FAを取得したわけですから、その権利を使うか使わないか、それは本人が決めること」と自身も2005年に海外FA権を行使し、日本人捕手初となる米大リーグ移籍(マリナーズ)を実現させただけに、甲斐の権利行使には捕手の先輩としても理解を示した。 一方で、自身の立場としては複雑な思いもあるようで「ホークスにとって彼は功労者ですから。チームの人間としてはもちろん残ってほしい。僕が残ってと言って残ってくれるなら言いますけど、彼の人生ですからね。家族もありますし、しっかり決めてほしいなと。ただ、ホークスからすると彼なくして、この何年間の強いチームはなかったわけですから、その点では残ってくれることは期待はしてますね」と思いの丈を包み隠すことなく語った。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社