ロマロヘッド×アンカーシャフト「スウィングタイプを選ばない優等生ドライバー」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
「ロマロ『バリスタ THE FIRST 3D』とANKAA『GS6』がおすすめのセッティング」と高村さん。「ANKAAは剛性で言うと手元側がしなり、ムチみたいにしなることが特徴です。手元が軟らかいシャフトは粘りがあるのが特徴で、ボディターンかつ、フェード系のスウィングに合いやすいです。またヘッドは反発係数が高く、シニアプロなどからも人気があり、また話題性もあるのでこのヘッドにしました」と高村さん。フィッティングはドライバーからはじめ、その後のUT、アイアンに入るため、シャフトの傾向もつかめてくるそうだ。「最近では剛性分布を出しているメーカーさんも多いので確認してみてほしい」とのこと。
●ヘッド/ロマロ バリスタ THE FIRST 3D(ロフト10.5度)
接着を必要としない3Dプリントから生まれたバリスタ。大きな余剰重量を生むことで、高MOIを求めながら最適な重心位置を獲得。ヘッドの肉厚も細部にわたってコントロールできる周辺重量配分の調整効果で、当たり負けしない、高い寛容性を実現。高MOIヘッド特有の振り難さもなく、常に安定した挙動でヘッドスピードアップにも貢献し、ボール初速をさらに引き上げる。 価格(税込)/26万1800円(シャフト込み)
●シャフト/ANKAA GS6
シャフト全長に3つの節を配置したこれまでにない剛性特性。テークバッグ時に感じる手元のしなり、次に感じるハーフウェイダウンのしなり、そしてインパクト時の加速感。3つのしなりが一体となり、これまで以上のクラブスピード、ボールスピードを実現。幾重にも複雑に組み合わさった積層構造により、余分なねじれが抑えられ、切り返しからフィニッシュまで一気に振り切れる。スイングパワーの伝達効率が高く、力強く押し込むようなインパクトで最大飛距離を導く。 価格(税込)/8万8000円
ザ・優等生クラブでどのようなスウィングタイプでも曲がらず飛ぶ
ここからは堀越プロの試打結果とインプレッションをお届けしよう。 「3Dプリンターのメリットは溶接や接着がないので、エネルギー伝達の効率がいいことです。とはいえ、反発係数は上限がありますので、この伝達効率の良さは、オフセンターヒットで恩恵を受けるのだと思います。ちなみに、今回で連載が18回目ということで、18本のクラブを試打してきましたが、ロマロの3Dドライバーヘッドは3回目(うち2回が『バリスタ The FIRST 3D』、1回が『バリスタ BR08 3D』)なので、工房での評価の高さがわかります。特徴的なハニカム構造のクラウンですが、そこまで違和感はなく、フェースアングルもほぼ真っすぐで綺麗なので、クセのない“いい顔”です。1球打ってみましたが、シャフトは弾き感があって、先がやや走る感じ。先のエネルギー伝達効率のおかげか、芯がかなり広く感じられ、真ん中に当たった打感と、トウやヒールに当たった打感にそこまで大きな違いはありませんね」(堀越)
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