石川で1m30センチの地殻変動 M7.6の地震で 国土地理院
1日夕方、石川県能登地方で最大震度7の揺れを観測した地震で、国土地理院は、石川県輪島市の観測点が西におよそ1メートル30センチ動くなど、大規模な地殻変動が発生したと発表しました。 気象庁によりますと、1日午後4時10分ごろ石川県能登地方を震源とする地震が発生し、石川県志賀町で震度7の揺れを観測しました。 地震の規模を示すマグニチュードは7.6、震源の深さは16キロと推定されます。 国土地理院が行っている衛星を使って位置を測定する観測によりますと、この地震によって、石川県では大きな地殻変動が観測されたということです。 震源に近い輪島市に設置している「電子基準点」が西方向におよそ1メートル30センチ移動したほか、穴水では西方向におよそ1メートル、珠洲市でも西方向におよそ80センチ動いたということです。 各観測点で大きな地殻変動が観測されたことについて、国土地理院は、マグニチュード7.6という大規模な地震が地殻に影響を与えたとみて、今後さらに詳しく解析していくとしています。 国土地理院によりますと、2011年の東日本大震災では、宮城県の牡鹿(おじか)半島周辺の観測点で、水平方向に5メートルを超える地殻変動がおきました。