下町から世界へ! 原動力は人情のバスケットボールクラブ~もう1つのB“群雄割拠B3リーグ”~ #3アースフレンズ東京Z
「ビッククラブではないけれど、全員でクラブを作ろうという雰囲気がある」――キャプテン#22近藤崚太選手
内田:近藤選手はアースフレンズ東京Zが4チーム目の在籍ですが、このチームの良さはどのようなところにあると感じていますか? 近藤選手:正直ビッククラブではないと思います。ビッククラブではないですけれど、フロントスタッフ含めて全員でクラブを作ろうという雰囲気がある、アットホームなクラブです。ファンの皆さんも親戚の子を見ているような距離感で接してくれます。試合が終わった後のハイタッチでもそういう温かい部分を感じます。やっぱり応援されるクラブというのは作ろうと思っても中々作れるものではないと思うので、それはこのチームの一つの強みなのかなと思います。 内田:ファンの方との距離の近さは近藤選手にとっても力になっているのですね! ファンの方とコート外で話をしたりすることはあるのでしょうか? 近藤選手:ありますね(笑)。町を歩いていて、「近藤さ~ん!」と声をかけてくれたりします。お恥ずかしい話なのですが、自転車のカギを無くして自転車屋さんに持っていかなくてはいけなくなったことがありました。その道中で、自転車を肩に担いでいたら、「近藤さん、手伝いましょうか?」と声をかけて頂きました。そういう距離感はありがたいなと。あとは、イベントにもファンの方は熱心に来てくださることもありがたいです。 内田:素晴らしい関係が築かれていることがよく分かります(笑)。近藤選手自身、ここまでファンの方が熱心に応援してくれる理由をどのようにお考えですか? 近藤選手:やはりビッククラブではないので、自分たちもクラブの一員としてチームを支えるんだ、応援するんだという気持ちを持ってくれているんじゃないかと思いますね。 内田:残りのシーズンはどのような戦いを見せていきたいですか? 近藤選手:この先は上位チームとの対決が続いていきます。もちろん上位だからといって負けるつもりはないですし、僕らはアップセットできると思っているので、そういう気持ち・姿を全員で見せていきたいです! 内田:クラブとホームタウンのお互いの協力の上で、高い目標に挑み続ける姿勢がアースフレンズ東京Z最大の強みだとよく分かりました! アースフレンズ東京ZはB3リーグの中でも、現時点ではクラブ規模は決して大きな方ではありません。しかし、地域の皆さんの温かい心と選手たちの向上心はこのクラブの大きな武器になっています。試合会場には“世界へ大きくはばたけアースフレンズ東京Z”という言葉が横断幕となって掲げられていました。 下町から世界へ。アースフレンズ東京Zとファンの皆さんの挑戦は、これからも続いていくと強く感じています。