イノシシが女児を突き飛ばす 久留米や福岡市の住宅街で6人負傷
10月31日から11月1日にかけ、福岡県久留米市や福岡市東区の住宅街にイノシシが相次いで出没し、襲われた女児ら計6人が負傷した。県警は「見つけても近づかずに通報してほしい」と注意を呼びかけている。 久留米消防署によると、久留米市東櫛原町の保育園駐車場で31日夕、イノシシが帰宅中の女児(4)を後ろから突き飛ばし、顔や腕にけがを負わせた。県警久留米署によると、この日は西鉄久留米駅近くの路上でも、50代男性がイノシシに襲われて転倒し、足に軽いけが。午後8時ごろ、イノシシが同駅近くの市立諏訪中の体育館内にいるところを、地元の猟友会などが発見し捕獲した。体長約1.5メートルのメスだったという。 福岡市東区の住宅街では1日午前8時前、イノシシ1頭がうろついているのが見つかった。県警東署によると、松島小学校(同区松島1丁目)付近でイノシシにぶつかられた40代と60代の男性2人が手や足にけがをした。昼すぎには、約2キロ離れた東区箱崎ふ頭4丁目で、60代男性と捕獲しようとした東署員がイノシシにひっかかれるなどしてけがをしたという。(太田悠斗、山本達洋)
朝日新聞社