<前田拳太郎&奥智哉>「仮面ライダーリバイス」から“変わったこと”と“変わらないこと” 「シン・時代劇」ライダー後輩にバトンつなぎたい
奥さん:僕は、「リバイス」の共演者の皆さんと最近はなかなか会えてないですね(笑い)。
前田さん:当時16歳だったし、今もまだ未成年なので、飲みには誘えなくて……なかなか難しいよね。
◇「リバイス」で悔しさ残ったアクション 今回リベンジ
ドラマは、手塚治虫の隠れた名作といわれるマンガ「新選組」(1963年)の実写化。架空の若き隊士の鎌切大作(前田さん)と深草丘十郎(奥さん)が、時代の波に翻弄(ほんろう)され、過酷な運命をたどる青春群像劇だ。「斬新な殺陣」「流麗な剣舞」など、これまでの時代劇にはない要素を取り入れた“シン・時代劇”と銘打っている。4月から2クール連続で放送中。
--「リバイス」でアクションに多々挑戦されていたと思いますが、今作では殺陣。通ずる部分はありますか。
前田さん:転がったりするアクションは、たくさんやってきたので自信はありました。でも刀を持ったアクションはなかったので、その部分はまったく違います。最初、自分の姿を動画で撮ってもらって、確認したら、ぜんぜん思ったように動けていませんでした。物を持っていることによって、こんなにも見え方が変わるんだと! 理想と現実のギャップを埋めていく作業が大変でしたが、アクション監督と綿密に話し合いながら動きを作っています。
奥さん:僕は「リバイス」のときが初めてのアクションで、振り返ると“全然できていなかった”という反省点が多いんです。当時できていなかったことを、今回再チャレンジできている気がします。
--いまだかつてない“シン・時代劇ドラマ”ということですが、改めて意気込みをお聞かせください。
前田さん:東映さんとテレビ朝日さんの仮面ライダーに出て、今回も東映さんとテレビ朝日さんのタッグのプロジェクトに参加することができたので、当時よりも成長した自分を見せないと、と気合も入りました。最初のスタートをしっかりと決めないとな、というプレッシャーもあります。自分たちの頑張りによっては、今後も“シン・時代劇ドラマ”が続いていくと思うので、またそこにライダーの後輩が出るみたいな流れができたら、うれしいです。