あなたの「先延ばし常習犯」レベルを簡単セルフチェック!重症者への対策も伝授
あなたの「先延ばし癖」のレベルはどのくらいだろうか。本記事では、自身の先延ばし癖の度合いを測定する「チェックリスト」を紹介しよう。もし、先延ばしの常習者として判定が出た場合でも安心してほしい。先延ばし癖を克服する対処法も併せてお伝えする。※本稿は、デイモン・ザハリアデス『「先延ばしグセ」が治る21の方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 ● あなたは先延ばしの常習者か セルフチェック 誰もがすべきことを先延ばしにすることがある。 一部の人は先延ばしの常習者であることを自覚し、それをすすんで認める。彼らはこの問題を認識しているのだ。一方、課題を頻繁に先延ばしにするが、「行動を起こさなくても問題はない」とか「自分の力ではどうしようもない」と思い込んでいる人もいる。頻繁に課題を先延ばしにしていることから目をそむけているのか、先延ばしの誘惑に打ち勝つ力を持っていることに気づいていないのか、どちらかである。 では、先延ばし癖の度合いを測定するために、次の15の質問について5段階で評価しよう。「1」が「まったく当てはまらない」で、「5」が「ぴったり当てはまる」である。それぞれの数字を足してみよう。 以上の質問に対する自己評価の結果を集計しよう。
15~30ポイント 先延ばしの問題を抱えていない。たまに何かを先延ばしにするかもしれないが、その程度なら誰もがときおりすることで、たいてい意欲を燃やし、主体的に課題に取り組んでいる。 31~45ポイント ある程度の先延ばし屋だ。先延ばし癖のせいでうまくいっていない分野があるに違いない。だが、作業量に圧倒されずに、たいてい行動を起こしている。 46~60ポイント 先延ばし癖がふだんの生活の一部になっている。困難な課題や退屈な課題に直面したときは特にそうだが、すぐに注意が散漫になってしまう。困難な課題や退屈な課題を避けるために、いつもそれを先延ばしにしている。締め切りの直前になって課題に取りかかるので間に合わないことがある。 61~75ポイント 先延ばしの常習者だ。会議や予約にはいつも遅刻し、しかも準備ができていない。いつもギリギリになって課題に取りかかる。締め切りに間に合わせるために必死になって取りかかるが、たいてい間に合わない。先延ばしにした課題に圧倒されているため、ストレスのレベルが半端ではない。 あなたは今、自分が課題を先延ばしにする理由に気づいた。先延ばし癖が人生に悪影響をおよぼしていることも知った。 そこで、先延ばし癖の改善に役立つ効果抜群の方法を紹介しよう。 ● 困難な課題が複数あったら 嫌いなものから片付ける 大嫌いな課題を含むToDoリストを抱えながら、一日のスタートを切る様子を想像しよう。それは、取りかかる以外に選択肢がない場合を除いて、できることなら先延ばしにしたい面倒な課題だ。 私の場合、洗濯が大嫌いだった。クローゼットがほとんど空っぽになり、バスケットが いっぱいになるまで、いつも洗濯を先延ばしにしていた。外出時に着る清潔な衣服を確保する唯一の方法が、大量の洗濯をすることだった。