【NFL】QBカーに「高い信頼」を寄せ、チームはすぐに好転できると信じるセインツGMルーミス
5勝12敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の最下位としてシーズンを終えたニューオーリンズ・セインツは、うまくいった点とそうでなかった点を振り返り、今後の方針を固める時を迎えている。
セインツのジェネラルマネジャー(GM)ミッキー・ルーミスはその中で、チームをリーグの上位に返り咲かせるためにどれだけの労力や時間が必要かについて、広範な議論を行う必要があるとも考えているようだ。ルーミスGM自身はこの状況に対して前向きな見通しを持っている。
現地13日(月)、ルーミスGMは「私はポジティブだ。常に楽観的で、たとえ5勝12敗のシーズンであっても、今後の糧になるようなポジティブな要素がたくさんあったと思っている。だから、私はこの状況がすぐに好転すると考えている」と語った。
シーズン途中にヘッドコーチ(HC)デニス・アレンを解雇したセインツは、再びプレーオフ常連チームになることを目指すオフシーズンの旅を、新たなリーダー探しから始めることとなった。セインツはアレンが指揮を務めた3シーズンですべてプレーオフ進出を逃している。
2024年シーズンはアレンの在任期間に終止符を打つものとなったが、その運命は最初から決まっていたわけではない、2勝0敗の好スタートを切ったセインツは、その2試合で91点を挙げた一方で、相手の得点を29点に抑えた。しかし、そこからは転落の一途をたどり、オフェンスが低迷し、負傷者が続出。1点差で敗れたカロライナ・パンサーズ戦まで7連敗を喫したことを受け、アレンは解雇された。
ルーミスGMはワイドレシーバー(WR)のクリス・オレーブやラシッド・シャヒード、タイトエンド(TE)テイサム・ヒルといった主力選手が長期間離脱したことを踏まえ、負傷が相次いだことがシーズン崩壊の主な原因であり、チームが「対処する」必要があることだと認めた。
それは、負傷離脱したことによる損失が最も大きかった選手は誰なのかという議論につながるだろう。また、今後は誰がヘッドコーチの座を手に入れるのかということが最大の疑問となるはずだ。そして、クオーターバック(QB)デレック・カーにはどう対処するのだろうか?