インフルエンサーが観光地PRで市長訪問 広島県呉市
日本の観光地情報をSNSで海外に発信するインフルエンサーの上田杏子さんが13日、広島県呉市役所を訪れ、新原芳明市長と対談した。 同市など県内の4市4町から成る広島中央地域連携中枢都市圏の魅力を外国人に発信してもらい、来訪につなげる目的で市が招請した。 上田さんは「Kyoko Ueda」のハンドル名で7年ほど前から、インスタグラムを通じて日本の観光スポットや風景などの写真と情報を英語と日本語で発信、現在65万人以上のフォロワーがいる。 出張中の新原市長とオンラインで対談した上田さんは、国選定の重要伝統的建造物群保存地区である「御手洗町並み保存地区」に訪れたことがあると話し、「関東圏内では見られない島々の美しい景色と、古い町並みがすごく印象的。今回また行けるのはすごく楽しみ」と語った。 新原市長は、呉の観光のブランドを確立したいと述べた上で、「今までのご経験から見て、海外の方がこういうことに興味があるんじゃないかということを素直に、思った通りにPRしていただければ」と期待を込めた。 上田さんは今回の訪問を機に、御手洗町並み保存地区のほか、同県熊野町の伝統工芸品である熊野筆の「筆の里工房」など約10カ所の観光スポットを巡る予定。約30秒のショート動画を作成し、12月ごろに投稿する予定だという。