ツインズのミゲル・サノ内野手が本人否定も性的暴行で告発される
またミネアポリスの地元TV局「WCCO」も、この事件を報道。「ビッセンさんはツインズ・デイリーのカメラマンとしてツインズをはじめ多くのスポーツイベントに参加し、NFLのセントポール・セインツやミネソタ動物園でも働いている」と紹介、「サノは試合中から彼女を目で追っていて、サイン会の時には彼女に淫らな行為に及ぼうとした」と伝えた。 同記事によると、ビッセンさんの告発文は、サノからの性的暴行だけでなく、ツインズの一塁コーチから受けた被害についても書かれてあったという。 「ツインズの一塁コーチは、彼女が足を運んだほぼすべての試合で彼女にまとわりつき電話番号を聞き出そうとした。彼女は同コーチが既婚で彼女より20歳ほど年上と知って(電話番号を教えることを)断った」 ビッセンさんは告発文の中で「毎日、新しいニュースが発信される。さらに多くの女性が性的暴行やレイプについて明かしている。いつ終わるのだろうか。似たような状況を経験してきた我々にとって、これらのニュースを耳にするたびに状況が思い起こす。ミゲル・サノがどれだけ素晴らしい人間かと耳にするたびに、彼が、なんてひどい人間で、どのように私を傷つけたかを思い出す」と、痛烈にサノを非難した。 大リーグ情報サイト「MLB Trade Rumors」は、この事件の今後の処理について「大リーグ機構と選手会は2015年の8月に、家庭内暴力、性的暴行、児童虐待に関する方針について合意した。大リーグは、この事件を調査するようで、サノは出場停止となるかもしれない」と報じた。また同サイトのティム・ダーカス記者がビッセンさんにツイッターで「大リーグ機構から連絡があれば調査に協力しますか」と質問したところ「協力します。正直なところ私に起きたことから解放されること以外は望んでいません」と返答したという。 一方、これらの報道を受けミゲル・サノは告発を完全否定する声明を発表した。 ESPNが報じたもので、サノは、「今日、私に向けられた疑惑を一切否定します。このようなことは決してありませんでした。女性、特にプロスポーツの現場で働く人には最大限の敬意を払っています。セクハラ行為を受けた方には深く共感します。我々の社会に、そうした行為を認める場所はありません」との声明を発表。 大リーグのマイク・ティーバン広報も「我々はこの申し立てを認識しており、今調べようとしているところだ」とのコメントを出した。 当事者の主張が真っ向対立しているだけに今後の事件の行方に注目が集まる。