「海に眠るダイヤモンド」土屋太鳳が神木隆之介ら“幼なじみ”キャストとの日々語る
――主演の神木さんの印象は? 「初めてお会いしたのは17歳くらいの時で、私自身も神木さんが声優を務めたり、出演した作品を見て育ってきた1人です。たくさんのキャリアを積まれている方なのに、変わらずすごくナチュラルなたたずまいでいてくださって。実は、さっきも神木さんに『どうしてそんなに自然体なの?』と聞いちゃいました(笑)。おかげで撮影現場の空気は柔らかくて。もちろんシーンに対しての緊張感はありますが、一緒に難しいニュアンスの演技に挑む時は、神木さんから『こういう言い方はどう?』と提案してくださることもあるんです」 ――他の共演者の方はいかがですか? 「幼なじみを演じるのはこれまで共演したことがある方々なので、出演が決まった際はすごくうれしかったです。花ちゃんとは、花ちゃんが14歳くらい、私が17歳くらいの頃に出会っているので『太鳳っち』と呼んでくれているほど。なので、幼なじみってこういうことだなと思いながら、お互い現場ではのほほんと話して過ごしています。賢将役の清水(尋也)くんは、いい距離感で賢将としていてくれています。多分みんな本当はおしゃべりなのですが、学生のようなわちゃわちゃした感じはなく、ほどよく静かで『みんな大人になったね』という感じ(笑)。昔の撮影の時とは雰囲気がまた違います」
――今作では各地でロケ撮影も行われているようですね。 「さまざまなロケ地にお邪魔させていただいているのですが、久しぶりにこんなに長く広い空を見ているなぁと。自然を見ることができるのでとても心が豊かになりますし、この前は撮影帰りに花火が上がっているのを見ることができました。美術部の皆さんの魂がこもったセットでは、時代を感じる一つ一つの小物がすごくかわいいので、そのあたりもぜひ注目していただきたいです。そして、どんな環境での撮影でも、監督の皆さんの演出に助けられています。塚原あゆ子監督は、役の感情の流れを止めずに走らせてくれたり。ドラマ『チア☆ダン』(TBS系/2018年)の時もお世話になった福田亮介監督は、作品の世界にズドンと入れ込んでくださる方。こんなすてきなチームの輪の中に入れていただいて、すごく光栄だなと思いながら撮影を重ねています」 ――最後に視聴者へのメッセージをお願いします。 「20代最後の年に日曜劇場に戻ってくることができて、とても光栄ですし、うれしい限りです。百合子は物語後半にかけて、よりバックグラウンドが見えてくるような役どころ。たくさんの方々が感じてきた思いを、今の時代の人たちに百合子を通して心のバトンを渡せると思うと、すごく緊張しますし、プレッシャーもあります。でも、そのために自分はこの仕事をしてきたのかもしれないとも感じています。70年の時間軸の中にさまざまな要素が詰まっていて、見れば見るほど、かめばかむほど味が出てくるような作品になっていますので、ぜひじっくり楽しんでいただけたらうれしいです!」
【番組情報】
「海に眠るダイヤモンド」 TBS系 日曜 午後9:00~9:54
TBS担当